歯の表面に付着している黄白色のネバネバした汚れです。 ただの食べかすではなく、虫歯や歯周病の原因となる細菌のかたまりのことをいいます。プラークコントロール(クリニックでも、ご自分でも!)を行い、細菌の数を減らせば虫歯や歯周病を予防、改善することができます。
C0 | 少し着色がある状態。 |
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C1 | 歯の表面のエナメル質が溶けて穴が開いた状態。 |
C2 | エナメル質の下にある象牙質まで穴が開いた状態。 冷たいものがしみ始めるように。 |
C3 | 歯髄まで細菌が浸食している状態。 ズキズキ傷んだり、冷たいものから温かいものまでしみるように。 |
C4 | 神経が腐り、壊死した状態。 痛みは感じなくなっているが、放置すると膿がたまり激痛で寝られなくなることも。 |
健康な歯周組織 | 歯茎が引き締まっていてピンク色の状態。 |
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歯肉炎 | 歯茎が赤く腫れた状態。 歯磨きやフロス等を使用した際、出血することも。 プラークコントロールによって健康な歯周組織まで改善が可能。 |
軽度歯周炎 | 歯茎の炎症だけでなく、歯を支える骨も破壊され始める。 |
中等度歯周炎 | 歯を支える骨が破壊され、歯が少し動くようになる。
出血だけでなく膿が出てくることも。 |
重度歯周炎 | 歯を支える骨がほとんどなく、歯がグラグラになって噛めなくなる。 最終的には歯が抜けてしまったり、口臭もひどくなる。 |
歯周病とは歯肉炎~重度歯周炎までをいいます。 早めにプラークコントロールを行うことで、歯周病の悪化を止められます。 歯を抜かなければならない原因の約40パーセントは歯周病が原因! 正しい歯磨き、正確な治療診断を行い健康な状態をキープしましょう!
歯ブラシでは届かない歯と歯の間、歯周ポケット(=歯と歯肉の間)にある嫌気性菌をかき出すことができます。歯ブラシでは歯と歯の間のプラークは除去できないため、1日1回は歯ブラシの前にフロスを使いましょう。細菌は寝ている間に増殖するため、夜寝る前が効果的です。 当院の歯科衛生士が丁寧にフロスの仕方を説明させて頂きます。
歯周病菌は歯と歯茎の境目に多いため、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目にあてて、弱い力で細かく丁寧に磨くと効果的です。お口の中を一周するように磨くと磨き残しを防げます。特に奥歯は磨き残しが多いため、外・奥・内側の3段階磨きをマスターすることが大切です。歯科衛生士が正しいブラッシング方法をお教えしますので、実践してみましょう。
フロス+歯ブラシよりも短時間で高いプラーク除去効果があります。超高速振動と幅広い振幅で音波水流が作られることによって、歯と歯の間のプラーク除去がある程度可能です。2分ほどで簡単に磨くことができるので、歯茎にも優しく、音波歯ブラシで時間が短縮できるため、フロスを使用しても短時間でお掃除が可能です。ご不明点がある方は歯科衛生士にお気軽に質問してください。
当院ではフロス、歯ブラシ、超音波ブラシのソニッケアの使用方法を歯科衛生士 が説明させて頂きます。プラークコントロールを行って、健康な状態を保つことが虫歯予防へつながります。
正しいブラッシングとフロス、糸ようじ、歯間ブラシ等を使用して、徹底したセルフケアを心がけましょう。さらに当院では定期的なフッ素塗布や歯科衛生士によるクリーニングをお勧めしております。
歯の表面を磨いたあと、虫歯を予防する薬剤のフッ素を塗ります。
専用の機械を使用し、口腔内の病原性バイオフィルム(虫歯や歯周病の病原菌とその巣)を可能な限り除去します。
適切なセルフケアのサポートです。必要に応じて虫歯予防の薬剤(フッ素)を塗布します。